今後活用できる心理の雑学
昨日千葉県で地震がありましたが、お怪我はされていないでしょうか?
本日は地震や津波といった災害が起こったときに起こる心理や傍観者効果についてご紹介します。
災害における心理
プレート型の地震が発生しますと津波が起こりますよね。その時みなさんは避難することができますか?
誰でも「津波が起こると非難しなくてはならない」ということは分かっています。
しかし、実際の場面となると「正常バイアス」や「協調性バイアス」というものが働きます。
正常性バイアス・・・自分に都合の悪いことは起こらないだろうという心理
協調性バイアス・・・事象に対して周囲の人達は何もしていないから大丈夫という心理
沈没船のエスニックジョークを聞かれたことはございませんか?
沈没しかけた船に乗り合わせる様々な人々を説得する際に、
アメリカ人→飛び込めばあなたはヒーローになれます
イギリス人→飛び込めばあなたは、ジェントルマンになれます
日本人→みなさん飛び込んでいます
と言えば飛び込んでくれるという、国民性を端的にあらわしたジョークです。
私も初めてこの話を聞いた時に、日本人のところで誰も飛び込んでいないと飛び込まない確率は高いのではないかと感じました。
ですが実際場面ですと、津波は待ってくれないので避難しなければいけない時間は限られています。なので、率先して避難することが自分のためであり、周りのためにもなります。
災害に対して恐れるだけでなく、正しい知識や対策を講じることが大切になります。
傍観者効果
例えばコンビニで買い物をしていたとします。会計をしようとレジに並ぼうとした時に強盗らしき人がいました。強盗に気づいている人は他にも数人いました。
その時にあなたは警察に通報できるでしょうか?
恐らく傍観者効果により、通報する人は少ないと思います。
傍観者効果とは自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさないといった心理です。誰かがやってくれる、誰もなにもしていないんだから自分は悪くないといった責任分散が生じることにより傍観者効果が生じます。
コンビニで強盗は珍しいケースだと思いますが、いじめやパワハラといった現場に遭遇するケースはあるのではないでしょうか?もちろん、いじめやパワハラをする人が一番悪いです。ただ、被害者からすると周りにいる人が何もしてくれなかったということも事実になりますので、自分一人で抱え込まず他の人に相談することが大事です。
まとめ
正常性バイアス・・・自分に都合の悪いことは起こらないだろうという心理
協調性バイアス・・・事象に対して周囲の人達は何もしていないから大丈夫という心理
傍観者効果・・・自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさないといった心理
本日はこの3つご紹介いたしました。
こういった心理が働くということを覚えておくだけでも、自分が行動を起こしやすくなるので、是非ご活用ください。